inner garden

田舎のどこにでもいる主婦が日々徒然を書き留めるブログです

生活のダウンサイジングには大きな苦痛が伴うんだなあ

※今回の記事は、義実家問題的な話や、私の愚痴に近いものが展開されますので、お聞き苦しい所も多いかもしれません。あまりそういった話がお好きでない方はスルーしてくださると幸いです。


義両親との同居がもうすぐで1年になります(昨年6月から)それまでに色々あったことを改めて振り返り、結構いい教訓になりそうだと思ったので、ちょっと記録を綴ってみます。

そもそも、同居をすることになった理由の1つに、義両親の貧困がありました。収入はわずか、年金は未払いのため貰えず貯金もわずかといった状態にあり、心配した私と旦那が提案させて頂きました。私達も家賃等の節約になりますしね。
同居前から財政健全化のための節約等の計画について(小遣い制の導入、生活の仕方など)、義両親とも話し合いを重ねたうえでの同居でした。

ですがまあもちろんスムーズにいくわけもないのですが、そのなかでもやはり生活に対する価値観の違いは大きくて
具体的に
①車はガソリン気にせず乗りまくる。エアコン使い放題でエコドライブもなし
②洗濯物は汗かいたら量が少なくても気にせず回す。マット系も多く洗濯回数は頻繁
③洗い物の際は水も洗剤も多量
④仕事してるからたまにはステーキや刺身が食べたい(言う頻度:月一弱)
⑤毎週のように遠出
⑥小遣い1万じゃ足りない、嫁ちゃんは遊びに行くのも許してくれないの?と義母より
⑦小遣いがお酒買っただけで無くなって何も出来ない。と義父より

なんてことが続きまして。今思うと私も過敏すぎたのですが、まあ「この人達はコストダウンする気あるのかな」とものすごく疑ってた時期もありました。
それから何度か衝突を重ね、少しずつ分かり合うことができ今では互いにしっかり協力しつつ妥協できるところは妥協しあえてます。財政も概ね黒字です。


私はずっと義両親が節約しないことに疑問を持っていたのですが、色々と話を聞いてみると見えてくるものがありまして。
実は元々義実家にはそれなりの収入があったみたいでして、同居時以上の生活が長年当たり前だったみたいなんです。旦那は収入の方あまり把握してなかったんですよね。更にいえば義両親はどちらもまあまあいい家庭で育ったとのこと。
で、そこから急激に生活が苦しくなってしまい意識と現実が解離している感じだったんです。そりゃあ節約のノウハウだってピンとこないし、受け入れ辛いですよね。

心理学的なものは好きでよく調べていたので、当たり前にあったものを喪うことは大きな苦痛になるといったことは知識にありましたが、今回のことでどれ程の苦痛なのかということがよく分かりました。
私の節約のお願いに対して、義両親の全力でストレス感じている表情はなかなか忘れられそうにありません…
けどそれも当然なんですよね。長年染み付いた生活スタイルは、その人のアイデンティティー形成の何割かになっているもの。それを否定されたのなら確かに辛い。おまけに間違いなく自由は減るし。例えば私もゲーム漫画を封じられたり、これ以上生活レベルを落とすことになったら耐えられないと思います。

義両親には私達の生活もかかっていたので出来なかったのですが、いずれ似たような立場の人にも会うことでしょう。その時はもっとおおらかな視点で受け入れられたらなと思います。